みなさん、明けましておめでとうございます。今年の年末年始は、クリスマス寒波、年越寒波と寒い日が続きました。休暇中に現場を担当したみなさんには厳しい毎日だったと思います。本当にお疲れさまでした。
正月といえば毎年恒例の箱根駅伝。今年は日体大が30年ぶりに総合優勝を果たしました。山登りの5区で首位にたったシーンが印象的ですが、その後の復路でも全選手がミスなく走り、首位を守ることができたことが、強さの象徴であったように思います。ある記事によると、日体大の勝因は”窮屈な生活”にあったといいます。日体大は前回大会では、創部以来のワースト成績となる19位、シード権も逃しました。その悔しさをバネに、走るという練習方法だけでなく、寮の掃除など生活面の改善にも取り組み、「窮屈な生活」を乗り越えての今回の優勝でした。10区を走った谷永選手は、「自分たちはぬるま湯につかっていた」と言います。指導者不在の過去のある自由な日体大カラーをはき違えていた昨年までを見直し、生活改善から始めた一年。最も窮屈に感じたのは4年生であり、同時にその窮屈さこそ勝利へとつながる我慢であると理解したのも4年生だったそうです。どん底を経験したからこそできた改革、これが今回優勝の勝因となったわけです。
当社も継続的進化をとげるべく、昨年より様々な改革に取り組んでいます。特にS.W.A.Tと称する業務改革などは、長年継続してきた仕事の仕方が変わることもあり、窮屈に感じている人も少なくないでしょう。しかし、こうした窮屈さは当社の進化には必要不可欠なことであり、さらにスピード感をもって進めていく必要があると思っています。その意味も込めて、年頭のメッセージのタイトルは"Accelerate"(加速する、速力を速める)としました。
私が社長に就任した10月1日のプレゼンテーションで、今年度からの3年間で、「正常な売上の会社になる(66期)」「利益を還元できる会社になる(67期)」「自分に投資できる会社になる(68期)」という中期目標を掲げました。これは私のコミットメント(果たすべき約束)であり、強い覚悟を持ってのぞむつもりです。そこで、今年は従来より進めている改革のスピードを上げ、成果につなげたいと思います。その中には、業務改革や営業改革といった事業の中核となる内容に加え、日体大のような生活改善も重視したいと思っています。日々の挨拶、現場やデスクの整理整頓といったことにもこだわり、会社、組織の基礎作りにも注力したいと思います。
今年は4月より新オフィスがオープンします。心身ともにリフレッシュし、スピード感をもった改革を進めていくには最適な環境ができあがります。多少、「窮屈」な部分もあるかと思いますが、来年、再来年の勝利を目指して一緒に頑張っていきましょう。
今年もよろしくお願いします。