2014年3月31日月曜日

68期のスタートにあたり

今日から新年度68期です。東京ではちょうど桜が満開となり、新入社員を迎えて新年度をスタートさせるのにふさわしい爽やかな日となりました。昨年度は新卒の採用はしませんでしたので2年ぶりに若さ溢れる戦力を迎え入れることができました。当社はプロパー社員が9割を占め、このプロパー社員が当社の文化や歴史を築き、繋いできました。このタスキリレーを永遠に続けるためにも、常にフレッシュな新卒を採用し続けることが必須だと考えています。本日より当社の一員となる4名の新入社員の皆さん、君たちが少しでも早く旭の中心人物として会社を動かし、輝かしい歴史を残すことができる人材となれるように応援しています。

まず、新年度の話をする前に昨年度について。まだ決算前ではありますが、昨年度はリーマンショック後長く続いた赤字から脱却し、正常な企業として社会復帰することができそうです。会社は利益をあげ、お客様、ビジネスパートナー、社員、そして社会に利益を還元し貢献できてこそ、その存在価値があるわけですから、長いリハビリ生活から抜け出し、自力で前に進むことができるようになれたことには大きな意義があります。設備投資が低迷する厳しい経済情勢、当社に対する厳しい風評といった逆風の中、体力と精神力の限界に近づきながらも、私をはじめとする経営陣の厳しい要求に応え、素晴らしい業績を創りあげてくれました。改めて皆さんの頑張りを称えるとともに感謝したいと思います。

さて、これからの数年間、経済情勢は徐々に風向きが変わり追い風に、また昨年度の当社の業績を踏まえ、当社を取り巻く関係者の風評は応援メッセージへと変わるはずです。こうした環境の変化を捉えて進路を成長軌道に乗せていくためには、リハビリ生活で身につけたことを当たり前のこととして継続するとともに、足腰を鍛えるための筋力トレーニングによって、会社も社員もパワーを取り戻す必要があります。昨年度は業績を取り戻しはしたものの、事業再生活動によって本業に集中することができなかったこともあり、様々な面でミスが目立ちました。今年度は基本に立ち返り、私たちの本来持っている力を発揮するためにも、改めて施工力、技術力を磨くことに注力していきたいと思います。同時に、同じエネルギーを費やした時に少しでも前に進めるように、同じ距離を進むのであれば少しでもエネルギーを節約できるように、効率的な事業体制を整えていきたいと思います。

これまで慣れないリハビリ生活に少し疲れた部分もあるかもしれません。これからは、力強く前に進むために、楽しく充実した生活を送るために、継続的な進化を遂げていきましょう。今年度もよろしくお願いします。