2014年2月27日木曜日

経験が頭をかたくする!?

今日はちょっとした息抜きも兼ねて。。。

先日こんな記事を見つけました。
そうとも言える!バツとも言えないテストの秀逸な珍回答
そうとも言える!バツとも言えないテストの秀逸な珍回答(第2弾)


うちの息子もそうですが、子供は本当に発想が豊かで、急に突拍子もないことを言い出したりもしますよね?初めは意味が分からず、何言ってるの?と思いますが、その思考回路が分かると吹き出すこともあります。上記の記事が、ウケを狙ったのか、真剣に回答しているのかは分かりませんが、いずれにせよ、この型にはまらない思考はある意味大事にしたいものです。

大人は子供に比べて経験が豊かですから、その経験を通じて世の中のルールや常識を身につけ、様々な事象に方程式をあてはめて解を出すことができます。そのため、問題が生じた際にも素早く解決することができますし、問題を事前に回避することもできます。仕事においても、過去の成功・失敗体験をすればするほど、「こうするとうまくいく」「このケースは失敗する」というシナリオが染み付いていきます。この経験から学ぶということは、座学の何倍もの習得効果があると思いますので、経験を共有するということは非常に重要です。私は会議の場等で、なぜ成功/失敗したのかということを深く聞くことようにしています。これはひとりひとりの経験を共有し疑似体験することで学ぶということを重視しているからです。こうした経験学習は、その経緯も含めたシナリオが方程式としてインプットされますので、同様の事象が生じたときに素早く対処することができ、成功を重ね、失敗を繰り返さないということにつながります。

しかし、世の中の事象は多様化していますし、変化は非常に短いサイクルで襲ってきますので、この方程式が通用しないということも多発してきます。この時に必要なのが、柔軟性や応用力であると思います。方程式だけに固執してしまえば、少し状況が変わったときに思考停止に陥るか、方程式を無理やり突き進めて失敗することになります。ですから、方程式は基礎知識として抑えたうえで、現在の状況に応じて方程式どおりに進めればよいのか、それとも他の策を講じたほうがよいのかを検討しながら進めていく必要があります。前提となる環境が異なれば、方程式も崩れるということを頭において、思考回路を柔軟にもつことが大事なのだと思います。

よく年配者は頭がかたいと言われます。これは経験を重ねることで、数多くの方程式が頭に入っていて、常に事象をその方程式にあてはめて考えようとするからでしょう。方程式を数多くもつとともに、常に第2、第3の式を同時に思考しながら、状況に合わせた判断が必要です。これは私がよく口にする「知的体育会系」の考え方に近いものがあります。知的体育会系とは、「考えながら動ける人」であり、めまぐるしく変化する環境に合わせて、方程式に柔軟性を持たせるということにつながると思います。柔軟性を忘れずに経験を重ねていきましょう。

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