見た目や第一印象で判断されるのは心外だ。大切なのは仕事なんだから、仕事の本質を見て欲しいと言うかもしれません。確かにその通りですが、見た目の印象の悪さでわざわざハードルを上げる必要はありませんし、最低限の社会人としてのマナーとして気を遣うべきところは遣うべきでしょう。最近はこのような身だしなみについてうるさく言う人も少ないでしょうから、以下私が気になることを何点か書きます。
(身だしなみ)
新入社員の頃は緊張感から身だしなみに気をつけていた人も、数年後には慣れなのか、社会人デビューしてしまうのか、髪の長さや色に変化が現れる人もいます。細かいことを列挙するつもりはありませんが、髪型、ヒゲ、服装などの身だしなみは清潔感があるようにしてください。くれぐれも、泥や油まみれの作業着を着続けたり、よれよれのスーツを着て客先に向かうことのないようにしてください。また、前日のアルコールが残ってしまっている人の口臭対策も忘れずに!
(整理整頓)
事務所、現場、車内は常に整理整頓してください。仕事環境の乱れは、作業や心の乱れ、結果的に仕事のミスにもつながります。私は色々な人の車に乗せてもらう機会が多いですが、車内がきれいな人は、事務所のデスクも、現場の作業場もきれいに整理されています。また、整理整頓ができている人は、余裕をもって効率的に仕事に取り組んでいて、結果的にミスや事故も少ないように感じます。作業環境をきれいに整えて、気持ちよく仕事ができるようにしましょう。
(あいさつ)
顔を合わせた時、社外の人が訪ねて来た時、帰る時、きちんと目を見て挨拶をしてください。特に本社では見知らぬ人が事務所に訪ねて来ることがあるでしょう。それが、お客様であるか、取引先であるか、清掃の人であるかにかかわらず挨拶をしましょう。現場においても、お客様、職人さん、宅急便、弁当配達、社内関係者どのような方であっても来訪者には声をかけましょう。たまに、気づいていながら忙しそうにPCに向かって作業をし続け、顔も上げない人がいますが、そういう態度はとても印象が悪いです。一瞬でも手を止めて、目を見て挨拶をお願いします。
当たり前のつまらないことをくどくど書きましたが、この見た目の印象でその人の仕事の能力や会社の評価などが変わってしまうこともあります。本質ではなくても、それが現実ですから気をつけてください。「見た目」はなかなか自分では気づかないものです。上司、同僚、気づいた人が一言注意し合うことで徐々に変わってきます。まずは、6月の1ヶ月間全社で意識して取り組んで、見た目もいい会社になりましょう!