2014年6月24日火曜日

Most Shining Player 2013

2013年度上半期/下半期それぞれの表彰者の中から、最も輝いていた人、最も業績に貢献してくれた人たちにM.S.P(Most Shining Player)という賞を贈りその功績をたたえるとともに、副賞として海外研修旅行に招待しました。初年度の今回は、5名の受賞者を3泊4日のジャカルタ研修旅行に招待して、インドネシアの経済成長、市場の可能性、当社現地法人(Asahi Synchrotech Indonesia: ASINDO)のメンバーの活躍ぶりを肌で感じてもらうとともに、ゴルフやショッピング、ナイトライフなどを通じて、日ごろの疲れを癒してもらいました。普段なかなかまとまった休暇をとることができないメンバーばかりですから、短い期間ですが仕事から離れリフレッシュできたのではないでしょうか。参加者の中には、初めてパスポートをとったという人もいて、期待と緊張が高まる中ツアーを迎えたようですが、初めての海外、初めてのインドネシア、実際に当地に降り立ってみると、頭の中でのイメージとのギャップに驚いた人も多かったと思います。

研修旅行ということで、1日は現地の施工現場の訪問と、ASINDOの事業説明プレゼンを聞いてもらいました。ASINDOは創立23年目、日本人3名、フィリピン人3名、インドネシア人約50名の体制で、昨年度の売上は、創立後初の10億(円)超えを果たすことができました。しかし、日本ではその事業内容や業績、仕事ぶりなどはあまり知られていないため、この機会に現場や事務所訪問を通じてその実態を知ってもらうとともに、現地メンバーとの懇親を図ってもらうことにしました。主要メンバーをディナーに招待して懇親の場を設けようと思いましたが、実際にはほぼ全ての社員が参加して(中には4~5時間かけて現場からかけつけてくれた人もいました)、総勢70名近い盛大なパーティとなりました。


今回、日ごろの皆さんの努力、貢献に何か普段と違った形で報いたいという思いから、M.S.P並びに海外ツアーを初めて実施しました。初めてのことですから、受賞者も何のことだか分からず、ただ言われるがままに参加したところがあるかもしれません。私も受賞者の皆さんがどのように感じるか、こちらの思いが伝わるか色々と心配でした。しかし、終わってみれば参加者それぞれに様々な印象を受け、自身の人生における貴重な経験ができたのではないかなと思っています。また、今年度も全社目標を達成して、来年M.S.P2014を実施できるように頑張りましょう!

2014年6月11日水曜日

成功は協力会とともに

昨日は当社の協力会の定時総会および安全大会でした。従来の協力会の活動は関東が中心でしたが、一昨年より地方支部を発足し各地域での活動も開始しました。これにより、旭シンクロテック協力会は総勢120社を超える非常に大きな組織となりました。当社の仕事は半分が関東ですが、もう半分は全国各地で行っています。私は、当社の仕事をしたいただく協力会社には、当社の事業や戦略、社員、安全基準、施工品質などをよく理解してもらいたいと思っています。そのためには協力会に入っていただき、普段から様々なコミュニケーションを図っていく必要があります。昨日の総会でも、昨年度の業績、今年度の注目案件、今後の事業戦略などについて約1時間にわたってプレゼンテーションをしました。また、「当社は協力会に加入していない会社とは取引をしない」と約束もしました。これは、「協力会に入っていれば仕事をまわす」という意味ではありません。協力会を通じて、当社と協力会社、さらには協力会社どうしのコミュニケーションを深め、お互いに切磋琢磨し、同じゴールへ向かって、ともに成功することを意味しています。この考えをよく理解して、皆さんがもし新規取引先と取引をする場合には、その仕事ぶりを確認したうえで速やかに協力会への加入を促すようにお願いします。

建設業において協力会という組織は一般的ですが、おそらくその大半は形骸化しているのではないかと思います。協力会に加入しているかどうかにかかわらず、価格が安い業者に発注するという傾向にある中で、上記のようなメッセージとともに協力会を拡大していく動きは珍しいでしょう。しかし、当社が価格だけで取引先を決めるお客様と長く深いお付き合いができないのと同じで、当社と協力会社が強固な信頼関係を築くには、相互理解、相互発展、そしてwin-win-winの精神で成功を共有することが必要なのです。そのためには、協力会という組織/活動を通じて両者がひとつになって活動をしていく必要があります。

当社の主要なお客様は、よく当社をパートナーとして見てくださっています。安値だけで選ぶのではなく当社の価値を理解したうえで、共存共栄の考え方で取引をしてもらっています。しかし、これに甘えることなく、常にお客様が求める価格と価値を、協力会社と一体になって提供できるように努力していく必要があります。昨日の私のプレゼンテーションの中でも、「低価格の実現」についての協力を求めました。単に値下げをしてくれという意味ではなく、どうやったらお客様が求めているコストパフォーマンスを実現できるか、一緒に考えてくださいというメッセージです。お客様が安値を求めているから、当社や協力会社が利益を削ったのではwin-win-winになりません。かといって、お客様が求めている価格が実現できなくても見放されてしまいます。お客様が満足する価格と価値を提供した上で、当社も協力会社も成功しなければいけないのです。簡単なことではありませんが、これが実現できなければ永遠に成功はありません。協力会社とともに知恵を絞り、意見をぶつけ合い、ともに成功していきましょう。