2015年1月15日木曜日

ワクワク大作戦


少し前の話題にになりますが、今年の箱根駅伝で青山学院が初優勝を果たしましたね。指導者である原監督が、今回は「ワクワク大作戦」という戦術で挑んだという話は知っている人も多いと思います。サッカーや野球、テニスといったメジャースポーツに比べて駅伝は知名度や人気度が低い。それでも、やっている本人や見ている人たちがワクワクするような走りをさせたかったと言っています。確かに、タスキを渡すと辛そうに倒れ込んでしまう人が多い中で、青山学院の選手たちはみんな楽しそうに走っていました。私の知る限り倒れ込んでしまう選手はなく、新・山の神といわれる神野選手があれだけキツイ5区を爆走して後続を引き離し、笑顔でゴールする姿は圧巻でした。
箱根駅伝を制した青山学院・原監督の「仕事語録」 東洋経済オンライン)

このワクワク大作戦、当社を取り巻く環境にも近いなと感じました。建設業界は、学生の人気就職先ランキングになかなか顔を見せることのない不人気業種。華やかさよりも、キツさ、汚さといった3Kのイメージの方が強い世界かもしれません。それでも、当社の社員はお客様の要求以上の結果を出そうと、真剣にひとつひとつのプロジェクトに取り組んでいます。人も少ない、工程もキツイ、予算も限られている、そんな厳しい環境の中で、アップダウンを繰り返しながら素晴らしい走りを見せてくれています。それでも、タスキをつないだら、ゴールをしたら、その達成感を噛み締め、感動をみんなで分かち合い、会社全体がワクワクするような、そんな雰囲気を創っていきたいと感じました。私も原監督同様、自分が選手として走ることはできません。ですから、みんなが暗闇を走ることのないよう、明確なゴールや道筋を示していかなければいけないなと強く思っています。根性論だけではダメ、理屈だけでもダメ、そこに私なりの熱い思いをエッセンスとして加えながら、強いチームを作っていきたいと思います。

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