2015年11月11日水曜日

時代が変わっても永遠に変わらない価値とは

昨夜テレビで今年の流行語大賞の話題が出ていました。去年の流行語大賞は「ダメよ〜ダメダメ」、一昨年は「今でしょ」、その前は「ワイルドだろぉ」どれも懐かしいですよね。今こんなフレーズを使ったら「古っ」と一蹴されるでしょうし、そもそも大賞をとった翌年からメディアに登場しなくなり、いずれ消えていくという道を辿ることも少なくありません。カメラの進化を見てみると、フィルムカメラ⇨インスタントカメラ⇨デジタルカメラ⇨携帯(ガラケー)⇨スマートフォンとこの10年ほどで大きく進化しています。通信技術では、(必ずしもこのような時系列ではありませんが)手紙⇨FAX⇨電話(固定)⇨ポケベル⇨email⇨携帯⇨LINE/Skype 今や地球の裏側の人とリアルタイムにかつ無料で顔を見ながら会話ができる時代です。世の中が変わると、人の心も変わります。去年流行ったものが今年は流行らなくなる。前は欲しかったものが欲しくなくなる。昔は価値があったものが価値がなくなる。だからこそ、”今”何に価値があるのか、”今”お客様にとっての価値は何か、”今”ビジネスパートナーにとっての価値は何か、常にそれを考えながら仕事に取り組むことが大切なんです。

私はひごろから自分の仕事の価値について考えながら仕事をしてくださいと話しています。私たちの仕事はモノを作ることではありません。モノを作ることを通じてお客様に価値を提供することです。そのお客様にとっての価値が結果的に会社の売上/利益につながります。お客様にとって価値のあるものを届けようと思う気持ちがあれば、世の中が変わっても、お客様にの経営方針がかわっても、人の心が変わっても、永遠に価値がなくなることなく評価を継続することができます。この「価値があるものを届けること」がすなわち「ソリューション」です。ソリューションは難しい計算で導き出される設計業務だけではありません。工期短縮やコスト削減を目的としたVE提案も重要なソリューションのひとつです。お客様に困り事があれば、ちょっとした行動ひとつでソリューションにつながります。私たちの仕事がソリューションとしてお客様の価値につながった時、まずは「いいね!」という言葉が返ってくるはずです。時代が変わって一時の流行として廃れることなく、いつの日も「アサヒいいね!」と言われ続けられる会社になっていきましょう。

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