皆さんはそれぞれプライドをもって仕事に取り組んでいることと思います。「この仕事は私の得意分野だから完璧にこなしてやる」「自分が納得いく仕上がりになるまでお客様には引き渡せない」「自分の経験上このやり方で問題ないはずからケチはつけさせない」「こんな単純なミスをするなんて自分が許せない」こうした思いは、自分の中にあるプライドによって生み出されいて、そのプライドがあるからこそ素晴らしい成果を出すことができるのだと思います。もし、プライドをなくしてしまったら、それ以上の成長がないばかりか、レベルの低い仕事しかできなくなってしまいます。それでは、旭のプライドはどこにあるのでしょうか?
当社の施工管理技術や品質/安全に対するこだわりなどは、諸先輩方から脈々と受け継がれてきているわけですが、その過程で生じる考え方や意識の違いなどによって継承レベルがまちまちになっているように感じます。つまりサービスレベルに対する会社としての統一見解が保てていない、プライドの高さが人によってバラバラということになります。ある人は、この品質レベルで十分と考えるが、ある人はこのレベルでは納品できないと考える。そのような曖昧な基準でサービスを提供していては、会社としての信頼を失ってしまいます。お客様は旭シンクロテックという会社に対して期待を込めて仕事を依頼してくれるわけですから、会社として共通認識を持って仕事に取り組まなければいけません。
そこで、品質管理や安全管理における当社のプライドを定義することにしました。このレベルの品質は当たり前、この安全対策はこの作業を行う際には絶対必須。こうした「当たり前」や「決まり」などを会社の標準として定め、旭の仕事は誰が管理をしても同じレベルを保つことができることを目指していきたいと思います。まずは過去に発生した施工ミスや事故災害事例を検証して、そこから会社として最低限守っていかなければならないレベルを見定めていきます。その上で、施工手順書や安全心得書などに落とし込んでいつでも誰でも参照できるようにしていきたいと思います。今でも色々な手順書や安全資料が存在すると思いますが、元請となるメーカーのルールであったり、20年以上前に作った手順書であったり、またそれらが散在していてどこから入手できるのか分からないといった状況ですから、これらをまとめて、旭の標準体系として作り上げ、当社の仕事をする人全員が同じプライドを持って仕事ができるようにしたいと思います。
この取り組みは、10月の全社社内会議や11月の協力会の研修会でもお伝えしましたが、また折に触れて状況を共有しながら、”旭プライド”の醸成と浸透に注力をしていきたいと思います。それまでは、自分の仕事に対するプライドを高く持って仕事に取り組んでいくようにしましょう。
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