皆さんは給料を誰からもらっているか考えたことはありますか?それはもちろん会社だろうと思う人も多いかと思いますが、実は給料はお客様からもらっているのです。お客様が当社に仕事を頼み、お金を支払ってくださるから、そのお金で会社は皆さんの給料を払い、事務所やPC、電話などの働く環境を用意できている、この考え方を忘れないでください。当社は業種の特性から、お客様との取引の金額規模が大きく、お客様にお支払いいただく金額と自分の給料が直結しにくいかもしれません。しかし、お客様が一切お金を支払ってくれなくなれば、会社は倒産し、皆さんの給料が支払えないことは容易に想像がつくでしょう。ですから、どうすればお客様が満足し、継続してお金を支払ってくださるかということを頭において仕事に取り組んでください。
お客様から給料をもらっていると考えれば、お客様が望む品質、コスト、納期で仕事を納め、満足してもらうことで、次もこの人に仕事を頼みたいなと思ってもらおうという考えになります。しかし、会社から給料をもらっていると考えれば、仕事で成果をあげて、評価をしてもらい、給料を上げてもらおうという考えになります。結果的には「いい仕事をする」という点では同じことかもしれませんが、思考プロセスが全く異なります。私も「利益」という言葉を使うときに、自社目線になりすぎているかもしれないと反省することがあります。自社目線で、コストを下げろ、利益を上げろと考えると、不当な請求や不当な不払いにつながることもあります。コストを下げることでお客様が安く良いものを手に入れることができる。そのコストダウンできた金額を、お客様と当社で折半することで、当社の利益につながる。同時にお客様も満足するので継続的なお取引にもつながる。こうした思考プロセスをもつことが重要です。
私の経営理念はwin-win-winです。初めのwinは必ずお客様から始まるwinです。お客様から給料をもらい続けられるように、お客様のwinを志向するところから考えましょう。
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