ディズニーリゾートの1DAYパスポートが4月から500円値上げされて7400円になったのは知っていますか?1983年オープン当初のパスポートは3900円ですから、30年でほぼ2倍になったことになります。しかも、値上げは2014年から3年連続ですから強気ですよね。
しかし、相次ぐ値上げにもかかわらず、来場者が減った印象は全くありません。私も昨年末に息子の誕生祝を兼ねて行ってきましたが、オープン1時間前から長蛇の列、開園と同時にファストパスを取りにダッシュ、ポップコーンを買うために45分並びました。子供は喜んでいましたが、私と妻は疲労困憊。翌日もぐったりでした。
謙虚な値上げ ―ガリガリ君
同じく4月1日、赤城乳業のガリガリ君も60円から70円へ値上げされました。こちらは、1981年発売当時50円、91年に60円、そして今回25年ぶりに70円に値上げです。
この値上げにともない、4月1日、2日に社員が出演するお詫びのCMを流していたというのですから驚きです。わずか10円の値上げに対してここまでされると、むしろ「よくここまで頑張ってくれたね」という気持ちになります。
ご存知にように日本経済はデフレ脱却を目指して様々な取り組みがなされています。しかし、安易に値上げをしても結果的に客離れにつながってしまい、再び値下げに転じるケースも少なくないように感じます。
それでは、ディズニーリゾートやガリガリ君は何故値上げをしてもお客様が離れず人気を維持できるのでしょうか?
モノからコトへ
ひとつはモノがありふれている今の時代には、消費者が重視するポイントがモノからコトへ変化してきていることがあげられます。モノを手に入れることより、体験できるコト、受けられるサービスなどに価値を感じるようになっているのです。
そのため、ディズニーリゾートのようなレジャー分野は値上げしやすいといえますし、またメーカーであっても、その製品の機能を訴求するより、その機能によってもたらされる体験をアピールしたり、モノを買った後のアフターサービスで勝負するように変化してきています。
実際、値上げによって買わなくなったという人はほぼゼロ。それどころが販売は10%伸びたそうです。
ご存知にように日本経済はデフレ脱却を目指して様々な取り組みがなされています。しかし、安易に値上げをしても結果的に客離れにつながってしまい、再び値下げに転じるケースも少なくないように感じます。
それでは、ディズニーリゾートやガリガリ君は何故値上げをしてもお客様が離れず人気を維持できるのでしょうか?
モノからコトへ
ひとつはモノがありふれている今の時代には、消費者が重視するポイントがモノからコトへ変化してきていることがあげられます。モノを手に入れることより、体験できるコト、受けられるサービスなどに価値を感じるようになっているのです。
そのため、ディズニーリゾートのようなレジャー分野は値上げしやすいといえますし、またメーカーであっても、その製品の機能を訴求するより、その機能によってもたらされる体験をアピールしたり、モノを買った後のアフターサービスで勝負するように変化してきています。
その意味でも、ディズニーリゾートは単なる乗り物に乗ることができる遊園地ではありません。キャストが創り出す様々なしかけによって、来場者は夢の国へ行くとができます。そして、そこでしか味わえない体験や雰囲気が、いつまでも人を惹きつけるわけです。
トップブランドは別格
それではガリガリ君はどうでしょう。そもそもの価格が安いということもあるものの、60円から70円の値上率は17%ですから、割合で考えれば大幅な値上げです。
それでも、消費者が受け入れているのは、ガリガリ君が他のアイスと比べて完全に別格のポジションを確立しているからだと思います。つまり、ガリガリ君以外に代替品はなく、ガリガリ君が食べたい人はガリガリ君でなければダメなんです。こうなると多少の値上げ程度で客離れを起こすことはありません。おそらく来年80円にしたところで、販売数が落ちることはないと思います。
「工事+コト」で絶対的な存在になる
それでは私たちの仕事に置き換えるとどうでしょう?
トップブランドは別格
それではガリガリ君はどうでしょう。そもそもの価格が安いということもあるものの、60円から70円の値上率は17%ですから、割合で考えれば大幅な値上げです。
それでも、消費者が受け入れているのは、ガリガリ君が他のアイスと比べて完全に別格のポジションを確立しているからだと思います。つまり、ガリガリ君以外に代替品はなく、ガリガリ君が食べたい人はガリガリ君でなければダメなんです。こうなると多少の値上げ程度で客離れを起こすことはありません。おそらく来年80円にしたところで、販売数が落ちることはないと思います。
「工事+コト」で絶対的な存在になる
それでは私たちの仕事に置き換えるとどうでしょう?
当社は建設会社ですから、お客様から求められた仕様に基づいてモノづくりをすることが仕事です。しかし、単にモノづくりをしているだけでは、競合との激しい争いに敗れてしまいます。ですから、モノづくりにどのような付加価値を加えられるかということがとても大切です。
工事によって同じ完成物を引き渡すとしても、プロジェクトや営業活動を通じてお客様かどのような体験をするかということで、今後リピートオーダーをしてもらえるかどうかが決まります。
お客様が困っているコト、できないコト、分からないコト、喜ぶコト、便利だなと思うコト、いいね!と感じるコト、どんなコトが提供できるかいつも考えながら仕事に取り組んでください。
どんな小さなコトで構いません。どうしても見つからなかったら、毎日元気に挨拶したり、事務所を綺麗に掃除したりするだけでもいいでしょう。そうしたひとつひとつのコトの積み重ねが、当社の付加価値になって、お客様にとっての絶対的な存在になることができるはずです。
目指すはディズニーランドのような夢のような体験をしてもらい、ガリガリ君のような絶対的なトップブランドになることです。
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