当社インドネシア現地法人(ASINDO)のMSP(Most Shining Player)表彰者4名が来日しました。
MSPは1年を通じて活き活きと仕事をし、業績に貢献してくれた社員に贈る報奨旅行で、インドネシアからの来日は今年で2度目になります。
(日本の表彰者は7月末にツアーを予定しています。)
本日から4日間、東京観光でリフレッシュしてもらうとともに、バイオマス発電所をはじめとする現場の視察をしてもらい、日本の施工力や技術力を学んでもらいたいと思っています。
インドネシア経済は踊り場局面へ
当社のインドネシアでの業績は2009年から5年連続で増収を続け、2014年には12億の売上を達成しましたが、ここ1,2年の経済成長は鈍化してきており、昨年は10億と減収、今年は8.5億を売上目標として設定しています。
これは、インドネシア国内の消費における需要と供給のバランスが一時的にとれてきたことから、日系を中心とした製造業において、生産能力拡大の必要性が一旦なくなってきたことに起因するとみています。
しかし、一時的に成長が鈍化しているものの、2.5億人という人口と、その人口が創り出す巨大な市場はやはり魅力的。政治の動きひとつでGDPも大きく変わってきますから、今はなんとかガマンを続けてこの踊り場局面を乗り切り、市場の動きを注視しながらビジネス展開をしていきたいと思っています。
発電設備市場の開拓
インドネシアにおける日系製造業の投資が低迷していることもあり、当社では従来プロジェクトの中心となっていた自動車業界、食品/飲料業界に加え、発電設備を事業の柱に加えるべく営業活動を進めています。
電力インフラはまだまだ供給不足の状態が続いており、交通インフラとともにインドネシア政府が積極的に投資を行う領域でもあります。
しかしながらASINDOでは、技術的には発電プロセスにまつわる施工については経験不足ですので、今回は日本で現在施行中のバイオマス発電所プロジェクトの視察を計画することにしました。
日本では昨今電力自由化の流れに伴い、バイオマス発電所や自家発電設備の建設に携わる機会が増えてきました。また、マルGの施工法も数多く取得し、高圧蒸気配管の高い溶接技術を持っています。
こうした日本の技術や経験をASINDOと共有することで、インドネシアにおける発電設備事業の確立に貢献できることを期待しています。
ONE Global Asahi
普段海の向こうで仕事をしていますから、頻繁に顔を合わせて情報交換をすることはできません。しかし、人種や言語は違っても同じ旭で働く仲間ですから、お互いの持っているスキルや経験、顧客チャネルなどを共有できれば、双方のビジネスチャンスが拡大します。
ASINDOは来年25周年を迎えます。設立当時と比べたら世界は本当に狭く、近いものになりました。また、様々な業界で国境を越えたグローバルなビジネス展開が進められています。スケールは小さいかもしれませんが、当社でも同じ仲間"ONE Global Asahi"として、日イの社員同士が協力、尊重し合いながら仕事を進めていきたいと思います。
今回ASINDOメンバーの受け入れに協力してくださる皆さん、有難うございます。滅多にない機会ですから、色々な情報交換をしてみてください。ちなみにひとりは日本語か話せますからご安心を!
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