2016年10月19日水曜日

自慢は弱者の戦略

”オレガー”は合コンでも嫌われる

皆さんの周りには自慢話が好きな人はいますか?少し遠慮気味に、恐縮しながら、話すならまだ可愛げもありますが、ドヤ顔で話をされるとうんざりしますよね。
先日喫茶店で隣の席にいた女性4人組が前日の合コンの反省会で盛り上がっていました。うるさいなと思いつつも、耳を傾けてみると、、、

「昨日、あとから遅れてきた○○さん、うざかったよね~」
「あー、”オレガー”でしょ? あれはないよね」
「なんでも、かんでも、自分がやりました、みたいな」
「ああやってアピールばっかりして、魅力に感じるとでも思ってるのかね~」
「ほんと”オレガー”って最低~」・・・

”オレガー”という言葉は初耳だったので、初めはどういう意味だか分かりませんでしたが、話を聞いていると、「それはオレがやったんだよ」「オレがお客さんから評価されて・・・」「オレが若い時はもっと進んで苦労を・・・」と、直接的、間接的に自分の自慢や、自分中心の話題展開をする人のことのようです。

googleで検索しても出てきませんでしたので一般的ではなさそうですが、とても面白い表現だなと思いました。合コンで自己アピールが過ぎる人や、自慢話ばかりする人は、やはり嫌われるようです。


自慢はコンプレックス解消法?

自慢をしている人は、一見自分に自信があるように見えます。しかし、本当は「強くなりたい」「認めてもらいたい」という気持ちが、「自慢」という形であらわれているだけなのです。

一流の人に自慢をする人はいません。イチローも自分は野球がうまいとは言いませんし、松下幸之助も自分は最高の経営者だと話していたとは聞いたことがありません。一流の人たちは、ひたすら努力をし、結果を残し、周囲に認められ、それでも奢ることなく努力をし続ける人たちなのです。

結果も出さずに自慢をする人は、本当は自分が弱い/劣っていると心のどこかで感じていて、その劣等感やコンプレックスを解消するために自慢をしていると考えられます。つまり、自慢は弱者の戦略なのです。


自慢話への対処のしかた

しかし時には、相手が取引先であったり、人間関係を築かなければいけない場合、自慢話であっても拒否せずに聞かなければいけないシチュエーションもあります。

私が自慢話や虚勢をはっている人に対峙したときには、「この人は本当は弱い人なんだな」「私にしか自慢したり虚勢はったりできないんだな」と思うようにしています。まともに話を聞いていると、うっとうしいとか面倒くさいと感じて嫌な気分になってしまい、それが表情に現れてしまいそうになります。しかし、自慢は弱者の戦略と思って話を聞くと、「どうぞ私に自慢話をしてコンプレックスを解消してください」と広い心で臨むことができます。

自慢話を聞いて喜ぶ人はいません。自分を良く見せようとして話をしても、結果としてレベルの低い人だなと思われてしまいます。強くなりたい、認めてもらいたいと思うのであれば、冷静に自分の弱い部分を見つめなおし、努力をするしかないのです。その姿を見せることが、評価につながります。

少なくとも、旭の社内からは”オレガー”を撲滅しましょう。





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