2011年7月28日木曜日

役職名と敬称

私は正直、社内外で役職で呼ばれることがあまり好きではありません。会話でもメールでも"周平さん"と呼んでもらう方が頻繁に変わる役職名で呼ばれるよりずっと親近感がわきます。

以前、私が担当したチームの人にはこのことは伝えたのですが、そうでない人からは役職名で呼ばれたり、社内にもかかわらず"吉田副社長様"とか、"吉田様"と書かれたメールを受けとることもあります。敬意を表していただいているのかもしれませんが、逆に距離を感じますし、役職名+様 というのは、二重敬語になりますからマナーとしてもおかしいですよね。また、今でも"吉田部長"と呼ばれることもあり、『あ〜、部長から昇進させてもらえてないんだな』と感じることがあります(笑)。役職を間違って呼ぶくらいなら、さん付けで呼んでほしいものです。

そもそも役職というのは、役割と責任に対してつけられているもので、偉さを表すものではありません。敬意は役職者に対してだけ表すものではありませんから、そういう意味でも誰にでもさん付けをして、みんなに敬意を表してはどうでしょう?

社内での呼び方もありますが、たまに社外の方に対して、当社の○○部長が・・・と話したりしているのも気になります。役職名そのものが敬意を持ちますから、社外の人に対しては、苗字を呼び捨てにするか、部長の○○が と呼ぶのがマナーです。社内の役職者よりも、社外に対するビジネスマナーの方に気を遣いましょう。

2011年7月26日火曜日

女性のチカラ

女子サッカーに続いて、宮里藍が米ツアーで優勝し、世界ランク6位に浮上しました。優勝インタビューでは、流暢な英語で、『日本がとても厳しい状況にあるだけに優勝して元気付けられてよかった』とコメント。このタイミングで結果を残すことができる、日本人女性の底力のようなものを見せられた気がします。

一方、とあるメディアのスポーツ記事ランキング上位には、「巨人の内海、肩打撲で登録抹消」「北島、まさかの完敗」「石川は49位」・・・石川遼ですらポジティブに受け取っていいのか分からない内容。なんとも寂しい状況です。

女性の社会における活躍は今に始まった事ではありませんが、一見男臭い職場イメージの建設現場でも女性の姿を見る機会が増えてきました。力仕事はともかく、女性ならではの視点やきめ細かさが活きる仕事は、事務作業以外にも多々あるように思います。

当社では、今年と来年それぞれ1名の新卒女性を技術者として採用・内定した他、従来事務職だった女性に設計や販促などの業務を担ってもらったりと、積極的に活躍の場を提供しています。また、現在産休中の社員もいますが、過去にも結婚・出産を経て復帰される方も多く、希望すれば長く勤められる環境であるといえます。

これからは、ダイバーシティ(多様性)を重視する時代。個々のキャリア志向に合わせた仕事の場の提供が必要だと思います。是非この場を活かしてチカラを存分に発揮して、様々な付加価値を生み出してほしいと思います。

2011年7月22日金曜日

昔話はほどほどに未来を語ろう

最近お客様と話していて感じるのは、昔話の比率が増えたこと。確かに、あの時は大変だったな、でも楽しかったな、と苦労をともにした仲間と過去を懐かしむことは楽しいですよね。私も久しぶりに会う仲間と話すのは、もっぱら過去の苦労話か、その時の上司の悪口です。でも、お客様、特に役員クラスの方から話されるのが昔話ばかり。これからのことはといえば、このような政治ではどうなるか全く分からない…これでは会社の将来が少し不安になります。

私は今のような混沌とした時代だからこそ、将来のビジョンをしっかりと持たなければ、変化の波に押し流されてしまうと思います。そのうえで、様々な変化に応じて具体的な施策を変えていけばいいのではないでしょうか。

目的地をしっかりと見据え、波や風をよけたり、うまく利用したりしながら少しずつ前へ進んでいくのです。

今こそ過去を懐かしんでばかりいずに未来を語りましょう!

2011年7月19日火曜日

なでしこ勝った〜

日本女子サッカー優勝 つきなみですが、スポーツというのは、勇気と感動を与えてくれますよね。政治的かけひきもなく、ただひたすらゴールを目指してチーム一丸となって突っ走る姿が本当に気持ちいい。今の政治よりずっと力になるし、気持ちをひとつにしてくれます。多分、自分達しか今の日本を元気にできないという強い使命感を、彼女たち自身持っていたのではないでしょうか。

決勝まで進んだことだけでも快挙、ここで負けたとしても…正直そう思っていました。でも彼女たちは、決勝進出で満足することなく試合に臨み、先制されても追いつき、再リードされてもまだいけると追いつく。決して甘んじることも、諦めることもしない不屈の精神を持たなければ、頂点には立てないのでしょう。一瞬でも、決勝進出で十分、優勝までは…と思ったことを申し訳なく思いますし、この精神と組織力は見習いたいと思います。

2011年7月15日金曜日

”目標”と”今”のギャップを知る

6月末に開業した中国新幹線が、すでに3回のトラブルで緊急停止をしているようです。
先進国に追いつこう、追い抜こうという意気込みだけが空回りして、全く現実が見えていない気がします。

具体的な目標設定をすることは重要です。目標もなく日々を過ごしたり、目標が漠然としたイメージでしか捉えられていなければ、最終ゴールが曖昧になり成長はできない、もしくは大変非効率となるでしょう。その点で中国は「真似大国」ですから、具体的な目標設定をしていることは素晴らしいと思います。何を真似しているのか分かる=具体的な目標がある と考えられるからです。

しかし、次にしなければいけないのは、今のレベルと目標とのギャップを正しく認識することです。ギャップを知るということは、スタート地点とゴール地点の距離を知ることですから、このギャップが分からなければ、目標達成のための手段や戦略、所要時間等全てを見誤ってしまい、途中で迷ったり、怪我をしたりとなかなか到達することができません。いくら強い気持ちで臨んだとしても、途中で心が折れてしまうでしょう。ギャップの認識とそのギャップをうめるための計画づくりは、目標設定と同じだけ重要だということです。中国はこの部分ができていないのでしょうね。

当社では管理職全員に、具体的なゴール設定と達成のための計画を半期ごとに提出し、期末に自己評価をしてもらうようにしました。「目標設定→ギャップ認識→計画→行動→反省→次の目標設定」のサイクルが自然にまわせるようになるための練習です。これができれば、中国にように途中で迷走したり、怪我をしたりすることなく、ゴールに向かって力強く進んでいけるでしょう。

2011年7月12日火曜日

あさひ愛

本日”あさひ愛”ブログをオープンしました。

2001年原辰則が巨人の監督に就任した時のキャッチフレーズ”ジャイアンツ愛”を覚えていますか?この言葉については様々な解釈があるでしょうし、アンチジャイアンツの方で興味のない方もいるかもしれません。私はこの言葉を、「伝統あるジャイアンツという球団でプレーをすることに対する自信と誇り、そしてチームに対する”愛”を持つことで、選手全員がひとつになり、最高のパフォーマンスが発揮できるようになる」というように解釈しています。

私は今までも担当する事業や製品に対する”○○愛”を唱えてきました。この”○○愛”が自身のビジネス活動の源であり、チームがひとつにまとまる原動力であったと思います。

旭シンクロテックは今年度で65年目を迎えます。ここまで事業が継続できたのは、今まで社員が培ってきた経験と技術、それを認めてくださるお客様、共に歩んできた協力会社の皆様、そして社員の精神的な支えとなってくれた家族があったからだと思います。この伝統に自信と誇りを持ち、”あさひ愛”によって社員が一丸となって成長を目指していくことが、新たなお客様との信頼関係の構築、さらなる事業の継続と発展につながると信じています。

このブログを通じて、旭シンクロテックの社員とその家族、お客様、協力会社の皆さん、私と個人的につながりのある方々.....みなさんに”あさひ愛”をもってもらえるきっかけになればと思います。