想定外なことは想定外ではない
皆さん、明けましておめでとうございます。
この年末年始の休暇は土日との絡みが悪く少し短めの休みとなりましたが、少しはゆっくりとできましたか? 連休が短いと帰省や旅行客が集中するので、長距離移動をした人は渋滞や混雑でかなり疲れていることかと思います。
また、正月工事に従事してくれた皆さん、世間が正月ムードの中、安全第一で作業に取り組んでくださり本当に有難うございました。
正月くらいしか生産ラインを止められないというお客様がいるということは、需要と供給が良い循環で動いているということ。経済動向としてはプラス要素と判断できるのではないかと思います。
昨年のことに少し目を向けてみると、2016年は想定外の出来事が多く起こった年だったと思います。
海外では、イギリスのEU離脱、ベルギーやパリでのテロ事件、アメリカ大統領選挙でのトランプ氏勝利など。
また国内では、台湾企業鴻海によるシャープ買収、オバマ大統領の広島訪問、舛添都知事辞任と小池都知事就任、熊本地震、博多駅前道路陥没も起きました。
当社のトーエネック傘下入りも皆さんにとっては大きなサプライズだったかと思います。
これだけ色々なことが起きると、もはや想定外なことが起きることは、想定外ではなくなってきているわけで、企業としてもいつ想定外なことが起きても対応できるだけの変化対応力をつけておくことが必要だといえるでしょう。
守り抜く力の強さをみんなで実感しよう
事業再生以降の3年間、私は一貫して守備力を身につけるということを訴えてきました。
景気が良い時期だからこそ、次に起こる「何か」に備えて守り抜く力をつけていこう。事故や災害をゼロに、品質の維持向上に努めて施工不良をゼロに、先を読む原価管理力をつけて赤字工事をゼロにすることを目指してきました。
まだ様々な施策はスタートしたばかりではありますが、今年度は今のところ事故や災害は例年に比べて限りなく少なく、目立った施工ミスはなく、リスクのあるプロジェクトは早い段階で対策をとることで大きな利益喪失にはつながっていません。
ラッキー要素も多々ありますが、運も実力のうち。守り抜くということが如何に大切なことかを是非皆さんで実感できる年度にしましょう。
「旭っていいね!」と言われ、「旭っていいね!」と言える会社に
さて、今年は当社設立70周年を迎える記念すべき年です。会社の平均寿命が23年前後といわれる中、70年間タスキをつないでくることができたということは、素晴らしいことだと思います。
たった一人のカリスマ経営者の力だけで引っ張ることができるのはせいぜい20年。それ以降は、お客様や協力会社からの信用と継続的な信頼があること、そして社員ひとりひとりの力や想を集結して「会社」として大きな力を発揮できることが、会社が継続する絶対的な条件だと思います。
当社はその条件を満たすことができているからこそ、70年という歴史を刻むことができました。
私は旭を100年続く会社にしたい。 旭にはそれだけの力があるし、それだけの価値があると強く信じています。
そのためには、これまでの70年以上に様々な要素が求められることでしょう。中には信用、信頼、価値、安心、安全、素直、愚直、結束などの適切な言葉で表現できないこともあるかもしれません。
私はそれらを総称して「いいね!」という言葉で表現することにしました。お客様や協力会社から、「旭っていいね!」と言われる。社員ひとりひとりが、「旭っていいね!」と言える。
お客様、協力会社、社員がずっと永く付き合っていきたいと心から思える、そんな魅力ある会社づくりに取り組んでいきたいと思います。
いいね!旭シンクロテック元年です。
本年も宜しくお願いします!
0 件のコメント:
コメントを投稿