インドネシア、スマトラ島のパルプ工場の現場を視察してきました。成田からジャカルタまで7時間、ジャカルタからスマトラ島パレンバンまで飛行機で50分、そこから車で4時間,南に160kmのところにあります。2日がかりでパレンバンまで着いたと思ったら、そこからの現地ドライバーの運転がとにかくアグレッシブ!携帯でメールを見たりすれば1分で酔い、うとうとしようものなら窓に頭を打ち付け叩き起こされ、とにかく前を見ながら踏ん張って耐えること4時間、森林の向こうに巨大な工場が見えてきます。
行くだけでも大変なこの工場は、工場から100km内にある何千ヘクタールものアカシアマンギウムの森林を伐採して、日に1000tを超えるパルプを製造して世界中に輸出する巨大な工場です。今回は、伐採した材木の皮をむく機械の据え付けを中心とした工事を、計画から含め約10カ月かけて行っています。何しろこの立地ですから、材料や機材を含めた物資が予定通り入りません。それに加えて、現地インドネシア人作業員との言語の壁、赤道直下の熱帯気候、、、様々な困難を乗り越え、ここまで本当によくやってくれました。
やはり、日本からプロジェクトとして派遣されたメンバー、インドネシア駐在社員、そしてお客様のチームワークが素晴らしかったのだろうなと思います。私の滞在は1日でしたが、お客様からもとても感謝されましたし、何よりその結束力は、ともに厳しい環境を乗り越えてきたチームだからこそ生まれたものだと感じました。この経験は仕事だけでなく、今後の人生においてとても貴重なものになったのではないでしょうか。
すでに帰国したメンバー、現地で引き続きプロジェクトを引っ張っているメンバー、途中短期で応援に行ってくれたメンバー、みんなにここまでの成果を感謝するとともに、最後まで完遂し凱旋帰国してほしいと思います。
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