私たちの仕事は、現場にたった一人で入って、お客様と話をし、職人をまとめ、プロジェクトを進めていかなければならないことも少なくありません。長期間に渡る現場ともなると、段々孤独になって、一人で仕事をしているような錯覚に陥ることもあるでしょう。でも、皆さん一人ひとりの仕事を支え、助け、守ってくれる仲間や上司、会社があるんだということを決して忘れないでください。自分だけでは解決できない困難に当たった時は、ひとりで抱え込まずに、うまく上司を巻き込むようにしましょう。
例えばお客様側の不手際で、このままではプロジェクトがうまく進まないことが想定されたていたとします。担当者には、何度もそのことを伝えていて、相手もそれを承知しているのですが、実際には動いてもらえません。必要なお願いはしました。それでも動いてもらえないのであれば、うまくいかなくても仕方ない。担当者どうしであれば、確かにこれが限界です。でも、上司に相談することで、回避策が見つかるかもしれません。お客様の上司の方にお願いして、解決してもらうこともできます。担当者どうしの話し合いだけでは進まなかったことが、上司を巻き込むことで解決の糸口が見つかります。
社内でも同じです。自分の意見が同僚や直属の上司に理解されなかった時、意見が通らなかったと諦めてしまいますか?簡単に諦められる様な薄い意見だったらそれでいいですが、それが会社に大きなインパクトをもたらす内容で、自分の意見に信念をもっているのであれば、直属の上司の上の人に伝えるべきでしょう。それでもダメならその上に、ダメなら社長に、と意見をあげていくべきなのです。それは、誰それが自分の意見を聞いてくれなかったと、上層部に言いつけることとは訳が違います。正しい意見をあげて人や会社を動かすための正当な手順なのです。
自分の意見が一度通らなかったからと簡単に諦めてしまう人が多い様に思います。上司や他部門の人を巻き込んだり、組織階層を使ったりして、物事を動かすことは、重要なビジネススキルです。自分の意見には信念を持ってやり遂げる気持ちと、この巻き込みスキルを身につければ、大抵の物事は動かせるようになります。仕事はひとりで抱え込まずに、色々な人を巻き込みましょう!
2011年9月27日火曜日
2011年9月21日水曜日
”言葉”の持つチカラ
物事がうまくいかない時、上司に理不尽なことをいわれた時、お客様に怒鳴られた時、自分の努力が水の泡と化した時。こんな時は、お酒でも飲みながら愚痴を言って発散したいこともあるでしょう。もちろん自分の中に抱え込んでストレスをため込んでしまうよりは、思い切り吐き出して、また翌日から心機一転頑張ることは必要です。でも、心機一転できずに、家で、昼食で、飲んで、喫煙所で、、、誰かといるときに、気付くとネガティブな言葉を出しているということはありませんか?また、知らず知らずのうちに、言葉が汚くなってしまうことはありませんか?
自分の口から出る言葉は、知らず知らずのうちに自分の潜在意識の中に植え付けられ、はじめはあまり意識せずに発していた言葉に徐々に自信を持ち始め、最後には確信に変わり、やがて現実となります。自分自身に暗示をかけたり、洗脳したりしているようなものなのです。自己暗示だけならまだしも、一緒にいる人も巻き込んで大きな影響を及ぼします。一度、潜在意識に植え付けられたものは、そう簡単にコントロールすることができません。何故なら、無意識のうちに行われていることなので、自分自身ではどうすることもできないのです。
汚い言葉も同じです。たとえお客様の前では笑顔で対応していても、裏で汚い言葉を発していれば、そのことがなんとなく相手にも伝わり、信頼関係に傷がつくことにもなりかねません。仮に相手が汚い言葉を投げかけてきたとしても、「あー、この人はマイナスな要素が潜在意識に植え付けられて可哀想だなぁ」とでも思っておけばいいのです。くそっ、と思って裏で悪口を言えば、結局同じ可哀想な結果をもたらします。
逆に成功者というのは、常にポジティブな言葉を発しています。未来の成功をイメージして、そのイメージを口に出すことで、自信につなげているのです。仮に途中で失敗や困難があったとしても、その先に成功があると信じて気にすることはありません。むしろその困難を乗り越えることを楽しんでいるかのようです。
ポジティブな言葉を使って周りに好循環をもたらしましょう。潜在意識はコントロールできませんが、自分が発する言葉はコントロール可能です。そして、自分で意識するとともに、もし周りにコントロールできずに悪循環をもたらしている人がいたら、言葉には良くも悪くも大きなチカラがあることを教えてあげてください。それでもダメなら、つるむのをやめましょう。マイナスオーラが染ります(笑)
自分の口から出る言葉は、知らず知らずのうちに自分の潜在意識の中に植え付けられ、はじめはあまり意識せずに発していた言葉に徐々に自信を持ち始め、最後には確信に変わり、やがて現実となります。自分自身に暗示をかけたり、洗脳したりしているようなものなのです。自己暗示だけならまだしも、一緒にいる人も巻き込んで大きな影響を及ぼします。一度、潜在意識に植え付けられたものは、そう簡単にコントロールすることができません。何故なら、無意識のうちに行われていることなので、自分自身ではどうすることもできないのです。
汚い言葉も同じです。たとえお客様の前では笑顔で対応していても、裏で汚い言葉を発していれば、そのことがなんとなく相手にも伝わり、信頼関係に傷がつくことにもなりかねません。仮に相手が汚い言葉を投げかけてきたとしても、「あー、この人はマイナスな要素が潜在意識に植え付けられて可哀想だなぁ」とでも思っておけばいいのです。くそっ、と思って裏で悪口を言えば、結局同じ可哀想な結果をもたらします。
逆に成功者というのは、常にポジティブな言葉を発しています。未来の成功をイメージして、そのイメージを口に出すことで、自信につなげているのです。仮に途中で失敗や困難があったとしても、その先に成功があると信じて気にすることはありません。むしろその困難を乗り越えることを楽しんでいるかのようです。
ポジティブな言葉を使って周りに好循環をもたらしましょう。潜在意識はコントロールできませんが、自分が発する言葉はコントロール可能です。そして、自分で意識するとともに、もし周りにコントロールできずに悪循環をもたらしている人がいたら、言葉には良くも悪くも大きなチカラがあることを教えてあげてください。それでもダメなら、つるむのをやめましょう。マイナスオーラが染ります(笑)
2011年9月15日木曜日
青少年よ自信を持て!
日本青少年研究所の「高校生の心と体の健康に関する調査」に日本の将来が心配になる結果がありました。アメリカ、中国、韓国に比べて自己肯定率が非常に低いのです。以下が「自己評価」という項目の結果の抜粋です。
米国と中国の高校生は自己肯定感(自尊感情)が強く、日本高校生の自己評価が最も低い(以下の数値は「全くそうだ」の比率)。
「私は価値のある人間だと思う」 : 日本7.5%、 米国57.2%、 中国42.2%、 韓国20.2%。
「自分を肯定的に評価するほう」 : 日本6.2%、 米国41.2%、 中国38.0%、 韓国18.9%。
「私は自分に満足している」:日本3.9%、米国41.6%、中国21.9%、韓国14.9%。
「自分が優秀だと思う」:日本4.3%、米国58.3%、中国25.7%、韓国10.3%。
根拠のないただの虚勢や、大きな勘違いでは困りますが、自分の長所(もちろん短所も)や価値をしっかりと認識して、この分野については誰にも負けないという自信を持つことは重要なことだと思います。その特定分野において自信を持つことで、そのことを核にして様々な面で成長していけるからです。誰にでも必ずひとつは得意なことやいいところはあるものです。ところが、自分自身でそれに気づいていないことも多いのです。それに加えて、日本人特有の謙虚な姿勢が上記の調査結果となっているのでしょう。自信が持てないということは、それだけ成長のスピードを遅らせてしまいます。昨今、韓国や中国に経済成長の面で脅かされているのは、若者が自信を持てないからかもしれません。
どうしても自分の長所が分からない人は、人の意見を聞いてみるといいでしょう。自分の限られた視点とは異なる視点から見ると、意外な自分を発見できるかもしれません。自社の強みも同様です。以前の記事にも書きましたが、自分では当たり前と思っていることでも、他者から見ると素晴らしい長所であることもあります。お客様の意見に耳を傾け、自社の強みがどこにあるのかをしっかりと認識しましょう。そして、その強みに対して確固たる自信を持ってお客様に対峙し、より一層チカラをつけていきましょう。
米国と中国の高校生は自己肯定感(自尊感情)が強く、日本高校生の自己評価が最も低い(以下の数値は「全くそうだ」の比率)。
「私は価値のある人間だと思う」 : 日本7.5%、 米国57.2%、 中国42.2%、 韓国20.2%。
「自分を肯定的に評価するほう」 : 日本6.2%、 米国41.2%、 中国38.0%、 韓国18.9%。
「私は自分に満足している」:日本3.9%、米国41.6%、中国21.9%、韓国14.9%。
「自分が優秀だと思う」:日本4.3%、米国58.3%、中国25.7%、韓国10.3%。
根拠のないただの虚勢や、大きな勘違いでは困りますが、自分の長所(もちろん短所も)や価値をしっかりと認識して、この分野については誰にも負けないという自信を持つことは重要なことだと思います。その特定分野において自信を持つことで、そのことを核にして様々な面で成長していけるからです。誰にでも必ずひとつは得意なことやいいところはあるものです。ところが、自分自身でそれに気づいていないことも多いのです。それに加えて、日本人特有の謙虚な姿勢が上記の調査結果となっているのでしょう。自信が持てないということは、それだけ成長のスピードを遅らせてしまいます。昨今、韓国や中国に経済成長の面で脅かされているのは、若者が自信を持てないからかもしれません。
どうしても自分の長所が分からない人は、人の意見を聞いてみるといいでしょう。自分の限られた視点とは異なる視点から見ると、意外な自分を発見できるかもしれません。自社の強みも同様です。以前の記事にも書きましたが、自分では当たり前と思っていることでも、他者から見ると素晴らしい長所であることもあります。お客様の意見に耳を傾け、自社の強みがどこにあるのかをしっかりと認識しましょう。そして、その強みに対して確固たる自信を持ってお客様に対峙し、より一層チカラをつけていきましょう。
2011年9月12日月曜日
『他人の利益を図らずして自らの繁栄はない』
YKKの常務の方の講演を聴く機会がありました。その中で、YKK精神として掲げている『善の巡環---他人の利益を図らずして自らの繁栄はない』という創業社長の言葉を紹介されました。この理念は当社でもひとりひとりに深く心に刻んで欲しいと思い、以下にその内容の説明を引用します。
「企業は社会の重要な構成員であり、共存してこそ存続でき、その利点を分かち合うことにより社会からその存在価値が認められるものです。善の巡環とは、事業活動の中で発明や創意工夫をこらし、常に新しい価値を創造することによって、事業の発展を図り、それがお得意様、お取引先の繁栄につながり社会貢献できるという考え方です。」
私は日頃から、お客様にとってどのような価値が提供できるかを考えよう、お客様にとって価値ある会社になろうと話しています。お客様にとっての価値は、当然お客様によって異なりますし、時代によって変化していきます。数年前に価値であったことが、今では当たり前になっていることはよくあることです。ですから、創意工夫によって常に新しい価値を創造し続けなければ、お客様に見放されるか、値下げを追及されるかのどちらかです。(値下要求は、それだけの価値がないとみなされているにすぎません)
経済活動は、win-win(双方にメリットがある)でなければ成り立ちません。いくら自社に利益をもたらす事業であっても、お客様にメリットがなければ継続することは有り得ませんし、またその逆もしかりです。お客様にメリットがあり、当社にも利益になること。それを常に考えながらお客様と接しましょう。その結果、お客様が繁栄し、社会貢献にもつながり、当社も繁栄できるのです。
2011年9月7日水曜日
もはやただの配管屋ではない
N社藤沢工場を訪問しました。N社とはインドネシアでは古くから取引があり、建設工事を請負ったこともあるお客様ですが、日本での取引実績はありません。今回は以前インドネシアに赴任され、すでに帰任されている方にインドネシア事務所からアポイントをとってもらい、お会いすることになりました。
N社の国内事業所には、すでに競合のO社が常駐しており、単に工事の引き合いをお願いしても難しいことは十分承知していました。以前、本社調達部門を訪問した際にも、配管工事業者はO社だけで充分とあっさり玉砕したこともあったそうです。
そこで今回は、事業の概要だけでなく、昨今のソリューション提案の取り組みについて説明し、単に依頼された工事を請負うだけでなく、工事に至るまでの調査から提案作りまで幅広いお手伝いできること、お客様とは異なる目線から省エネや改善提案ができる可能性があることなどを説明したところ、次回詳しく聞かせてくださいということになりました。
後から伺ったのですが、お客様は、配管工事の話であればアポイントの段階で断ろうと思ったそうです。でも、今日の説明を聞いていると、常駐のO社とは異なるかたちで協力いただくことは十分考えられると思うのでよかったですと言っていただけました。また、最後に現在抱えている課題についてもお話いただき、いいかたちで次回につなげることができました。
まだ初回訪問の段階で、成果は出ていませんが、今回の営業活動には大きな意味があると思っています。それは、単なる配管工事会社であれば、次はなかったということです。N社にはすでにO社が常駐しているわけですから、O社と差別化できる何かが提供できない限り、当社に依頼する価値はないからです。当社は単なる配管工事会社ではなく、設備のソリューションカンパニーです。お客様にソリューションという価値を提供できることが、当社にとっても大きな価値であることを再認識しました。来週は同社福島工場へ行きますが、本日同様O社とは異なる価値を理解してもらえるよう頑張りたいと思います。
N社の国内事業所には、すでに競合のO社が常駐しており、単に工事の引き合いをお願いしても難しいことは十分承知していました。以前、本社調達部門を訪問した際にも、配管工事業者はO社だけで充分とあっさり玉砕したこともあったそうです。
そこで今回は、事業の概要だけでなく、昨今のソリューション提案の取り組みについて説明し、単に依頼された工事を請負うだけでなく、工事に至るまでの調査から提案作りまで幅広いお手伝いできること、お客様とは異なる目線から省エネや改善提案ができる可能性があることなどを説明したところ、次回詳しく聞かせてくださいということになりました。
後から伺ったのですが、お客様は、配管工事の話であればアポイントの段階で断ろうと思ったそうです。でも、今日の説明を聞いていると、常駐のO社とは異なるかたちで協力いただくことは十分考えられると思うのでよかったですと言っていただけました。また、最後に現在抱えている課題についてもお話いただき、いいかたちで次回につなげることができました。
まだ初回訪問の段階で、成果は出ていませんが、今回の営業活動には大きな意味があると思っています。それは、単なる配管工事会社であれば、次はなかったということです。N社にはすでにO社が常駐しているわけですから、O社と差別化できる何かが提供できない限り、当社に依頼する価値はないからです。当社は単なる配管工事会社ではなく、設備のソリューションカンパニーです。お客様にソリューションという価値を提供できることが、当社にとっても大きな価値であることを再認識しました。来週は同社福島工場へ行きますが、本日同様O社とは異なる価値を理解してもらえるよう頑張りたいと思います。
2011年9月5日月曜日
7つの習慣
今日は私が私生活においても仕事においてもバイブルとして活用している本を紹介します。この7つの習慣は1990年に出版され、特にビジネス書としてベストセラーとなった本で、簡単に言えば「成功」する人が共通して身につけている考え方や行動について記されています。それらひとつひとつの項目自体は当たり前のことなのですが、それでも習慣として身につけられているかと言われれば、なかなか難しいというものです。それだけに、私も一度読んで終わりとせずに、考えが行き詰まったとき、物事がうまくいかないとき、心が弱くなったとき、(読む本がなくなったとき)、、、などにはいつも取り出して読み返しています。
私はこのような、自分の中で生じたマイナスの思考や状況を、プラスに変えてくれる”何か”を持つことは非常に重要なことだと思います。それは、このような本でも、人づきあいでも、宗教でも、何でも構いません。単にストレスから解放されるということではなく、マイナスをプラスに転じさせるエネルギーを与えてくれるものでなければなりません。その意味では、単なる趣味等では弱いかもしれません。
社内でも何人かには勧めたことがありますが、もし現在この”何か”を持っていないのであれば、是非この「7つの習慣」を読んでみてください。ただ、奥が深く簡単な内容ではありませんので、覚悟して、じっくりと読み進める必要があります。そして事あるごとに聖書のように読み返し理解を深める必要があります。
今後このブログの中でも、度々「7つの習慣」から引用して紹介したいと思います。
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