2011年9月12日月曜日

『他人の利益を図らずして自らの繁栄はない』

YKKの常務の方の講演を聴く機会がありました。その中で、YKK精神として掲げている『善の巡環---他人の利益を図らずして自らの繁栄はない』という創業社長の言葉を紹介されました。この理念は当社でもひとりひとりに深く心に刻んで欲しいと思い、以下にその内容の説明を引用します。

「企業は社会の重要な構成員であり、共存してこそ存続でき、その利点を分かち合うことにより社会からその存在価値が認められるものです。善の巡環とは、事業活動の中で発明や創意工夫をこらし、常に新しい価値を創造することによって、事業の発展を図り、それがお得意様、お取引先の繁栄につながり社会貢献できるという考え方です。」

私は日頃から、お客様にとってどのような価値が提供できるかを考えよう、お客様にとって価値ある会社になろうと話しています。お客様にとっての価値は、当然お客様によって異なりますし、時代によって変化していきます。数年前に価値であったことが、今では当たり前になっていることはよくあることです。ですから、創意工夫によって常に新しい価値を創造し続けなければ、お客様に見放されるか、値下げを追及されるかのどちらかです。(値下要求は、それだけの価値がないとみなされているにすぎません)

経済活動は、win-win(双方にメリットがある)でなければ成り立ちません。いくら自社に利益をもたらす事業であっても、お客様にメリットがなければ継続することは有り得ませんし、またその逆もしかりです。お客様にメリットがあり、当社にも利益になること。それを常に考えながらお客様と接しましょう。その結果、お客様が繁栄し、社会貢献にもつながり、当社も繁栄できるのです。

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